最新号:12月20日号
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幻の双子ブラックホール 大小3つのガス円盤が特徴
(8/20号)

 基礎物理学研究所の早崎公威研究員らは先月22日、双子ブラックホールでは周囲に大小3つのガス円盤が形成されることを、コンピューターシミュレーションによって明らかにしたと発表した。これまで分かっていなかった巨大ブラックホールの起源解明が期待される。

 銀河の中心には太陽の100万〜100億倍の質量を持つブラックホールが存在することが分かっている。銀河が衝突する過程でブラックホール同士が数光年以内にまで近づくと、互いの周囲を回転し合う双子のブラックホールになるという。その際、個々のブラックホールを囲む円盤の他に、双子ブラックホール全体を囲む大きなガス円盤が発生する。

 研究チームは、ブラックホールが合体する過程をスーパーコンピュータを用いて解析。双子ブラックホールから出るX線や紫外線は、明るさが激しく変動するのに対して、可視光や赤外線はほぼ不変であるという特徴を突き止めた。

 双子のブラックホールは現状ではまだ見つかっていない。ブラックホールは可視光で見ることができないが、今回のシミュレーションによって分かった特徴が確認できれれば、双子ブラックホールが存在する証明になるという。

 

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