最新号:12月20日号
Web

  


「京都の大殉教」を熱演 11月の“福者”認定を記念
(8/20号)

 「京都の大殉教」を題材にした「炎の十字架」が21日、下京区の大谷ホールで上演された。ストーリーは大殉教により、家族7人全員が命を落とした橋本ジョアン・テクラ夫妻を中心に描かれている。総合人間学部の河崎靖准教授が橋本ジョアン役を務めた。

 1619年に起こった京都の大殉教は、「長崎の大殉教」(1622年)、「江戸の大殉教」(1623年)とともに、日本の三大殉教の一つ。キリシタン52人が鴨川で火あぶりにされて処刑された事件で、当時は江戸幕府の徳川秀忠将軍による激しい迫害が行われていた。

 今年11月、長崎市でこの52人を含めた日本人殉教者188人を、ローマ法王庁が「福者」に列するという。福者とは、カトリックで死後にその徳と聖性を認められた信徒に与えられる称号のことで、今回の機会に合わせ、キリスト教文化資料館「フランシスコの家」の館長を務めるルカ・ホルスティンク神父が上演を呼びかけた。

 祝日ともあり、会場には大勢の人が訪れ、席はほぼ満員となった。橋本ジョアン一家の愛と絆、そして信仰深い姿に、参加者らは見入っていた。また劇中に、大谷ホールを所有する東本願寺の僧が登場するなど、会場を沸かせる部分もあった。最後に、会場全体で賛美歌を唱い、公演は盛会の内に幕を閉じた。
 河崎准教授をはじめ、忙しさの合間を縫って短い時間で稽古を重ねてきたという。公演後、ルカ・ホルスティンク神父は「このように公演が大成功したのは、奇跡と言うべきです」と話した。

 

関連記事

現在、この記事に関連する記事はありません


Copyright (C) 2008-2009 京大学生新聞会 All rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。